10月3日(日)ひがしかまた本の部屋オープン記念イベントを開催しました。
題材は、写真家菊池和子さんの写真絵本~福島原発事故の記録~「私はあいちゃんのランドセル」を取り上げました。
住民が避難していき、取り残されたさまざまなモノたちに被害の実態や被災者の心情を語らせた写真絵本です。
有志7人がリレー式に朗読しました。オカリナの生BGMも付けました。
参加者は18名。投影された写真を見て、語りを聞いて、深刻さ、重大さを再認識しました。
続いて、菊池和子さんのスライドトークです。
福島の原発事故の何が理不尽なのか、なかったことにされないためにしっかり覚えておくべきことは何か、
明解なお話と写真と資料映像で、発災時から10年間、現在までの福島が自分事になりました。
社会のさまざまな事象は、簡単に分かるものは少ないと思います。
分からないから無視するのではなく、分かりたいので本を読む、読んで考える、まだ分からないので別の本を読む、人と話し合う・・・
そういうやり方がきっと社会を良くすると思います。
ひがしかまた本の部屋はそういうやり方を愚直におすすめする場でもありたいと思います。
スタートにふさわしいイベントになりました。
菊池和子さん、参加されたみなさん、ありがとうございました。
本の部屋は、今後ときおり朗読や読み聞かせ、講演などのイベントを行います。
利用者の企画、ご要望もお待ちしています。
大島左千子
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