10月29日(日)午後2時〜、ひがしかまた音楽室大島園にて、街音(まちおと)ライブを開催しました。さわやかな秋の一日、生の演奏をたっぷり楽しめました。
開け放った窓やドアからいい音が街に飛び出します。通りがかりの人も立ち止まったり、ベンチに腰掛けたりして、楽しむことができます。
室内は演奏者と予約の参加者が20名。オーナーのオリジナルソング(今回は「未来の前で立ちすくむ」)で始まるのはいつもの通り。
最初の出演者は4月の街音で紙芝居をやってくれたかたが、絵本「おどりたいの」を読みます。ピアノBGMがふんだんに入ります。
2番目はピアノ独奏、皆さん聞き覚えのある久石譲や坂本龍一の曲などを演奏したのは高校生です。ご家族が5人聞きに来てくれました。近いというのはいいことです。
続いて、ヨーロッパの古い弦楽器リュートの響きに乗って、秋らしい少しさびしい感じの歌が始まります。美しい歌声は小さいようでも屋外の人にも届きます。英語の歌ですが、演奏者がプリントしてくれた訳詞があるので、よく分かります。4曲目はリフレインを皆で歌い楽しみました。
ティータイム、休憩です。リピーターのお客様からのお菓子もいただきました。
クラシック曲のピアノ演奏は、ベートーベンの「悲愴」第3楽章などです。演奏者は、四十年ぶりに練習を再開したそうですが、ブランクを感じさせない技術に驚きました。厳しい先生に指導されたとのこと、基本が身に付いていたからなのですね。これからピアノを思い切り楽しんでください。
最後の出演者はヴァイオリン、持ち替えてヴィオラも弾いてくれました。オーナーの所属する合奏団の指導者です。皆さん初めて聞く曲だったようですが、曲の説明をプリントしてくれたのが理解の助けになりました。生演奏は見て楽しむ部分も多いです。奏でる音と演奏者の動きにぐいぐい引き込まれます。アレンジされた「赤とんぼ」とアンコール曲の「情熱大陸」を聞けて良かったとの感想が多くありました。
最後は、オーナーがストリートピアノを実現させたいとの思いを込めた「みんなのピアノ」という曲を歌い、閉会しました。
休憩をはさんで2時間以上、狭い空間にいるのですが、短く感じました。演奏者と聞く人が、共鳴する空間を創ったからです。ぜいたくな時間になったと思います。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました。
(大島左千子)
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